佐藤まどか
Madoka Sato, violinist
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 (Truth of Sibelius)

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ヴァイオリン
 佐藤まどか

ピアノ/レクチャ
 F.グラスベック

指揮
 新田ユリ

インタビュー
 神部智

チェロ
 原田禎夫

オーケストラ
 横浜シンフォニエッタ




佐藤まどか
 ヴァイオリニスト。音楽博士。
 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学、同大学院修士課程を経て、博士後期課程修了。 この間イギリス、オーストリア、フィンランドにて研鑽を積む。 これまで井上需、澤和樹、沼田園子、B.カトーナ、浦川宜也、G.ボッセ、宗倫匡の各氏に師事。
 第7回ジャン・シベリウス国際ヴァイオリンコンクール第3位入賞をはじめとして、 第44回プラハの春国際音楽コンクールヴァイオリン部門特別賞受賞、 第5回ヴァクラフ・フムル国際ヴァイオリンコンクール第2位(最高位)入賞、 第13回ロドルフォ・リピッツァー国際ヴァイオリンコンクール第4位(1位なし)入賞。
 2005年、博士号(音楽)を取得。 「Jean Sibelius 2つの協奏曲」と題されたシベリウスのヴァイオリン協奏曲の初稿、 改訂稿の比較演奏は、オリジナル版の本邦初演として、東京藝術大学奏楽堂で藝大フィルハーモニアとの共演で行われ、絶賛される。
 ソリストとしての活動を中心に、ウィーン・コンチェルトハウス、 フィンランド・オウルンサロ音楽祭、シベリウス・イン・コルッポー音楽祭など、いずれも好評を博している。 また、室内楽や数多くの現代作品にも意欲的に取り組むなど多彩な演奏活動を展開し、 的確な洞察力と豊かな表現力は高い評価を受けている。
 アーニ・カルテット、Ensemble Contemporary α、アンサンブル・ダーム、Letismacメンバー。 上野学園大学講師。日本シベリウス協会理事。
 2007年、ALMよりシベリウス作品全集第1弾をリリース、2008年、BISよりシベリウスのヴァイオリン協奏曲のオリジナルピアノリダクション<初稿と改訂稿>をリリース予定。

フォルケ・グラスベック
 フィンランドのピアニスト、フォルケ・グラスベックは、 30曲以上のピアノ・コンチェルトのほか、バッハからプロコフィエフ、 そしてフィンランドの現代音楽までの幅広いレパートリーを有している。 ソリストとして、また室内楽奏者として活躍し、エジプト、 イスラエル、アラブ首長国連邦、ボツワナ、ジンバブエ、メキシコ、アメリカほか、 ヨーロッパ各地で活躍。1985年よりシベリウス・アカデミーで教鞭をとっている。
 1956年フィンランド・トゥルク生まれ。 1962-74年、トゥルクのコンセルヴァトワールにて、ピアノをタルモ・フオヴィネンに師事。 ロンドンでもシュナーベル門下のマリア・クルチョ・ダイアモンドから薫陶を受ける。
 ショスタコーヴィッチのレパートリーも多く、 1987年、フィンランド・ソロイスツ・ユニオンのコンサート・シリーズで、 「24のプレリュードとフーガop.87」全曲を初演するなど、 ピアノ・コンチェルト、ピアノ・トリオ、ヴァイオリン・ソナタやチェロ・ソナタなど数多くの作品を、 フィンランド、ベラルーシ、スウェーデン、チェコなどで演奏している。
 1983-87年にはエリック・T・タヴァッシェルナのもとで研鑽を積み、 1997年シベリウス・アカデミーより修士号(音楽)を授与される。
 BISのシベリウス全集を含む多くのレコーディングも行っており、 260曲以上のシベリウス作品を演奏し、85曲あまりの世界初演も行っている。 2000年3月、ラハティのシベリウス・ホールで最初にリサイタルを行ったピアニストとしても記憶に新しく、 そのプログラムは、手稿譜をもとにしたシベリウスの初期ピアノ作品の初演に力が注がれた。
 シベリウスのレパートリーにはピアノ・ソロのほか、 ピアノ五重奏曲ト短調、4つのピアノ四重奏曲、5つのピアノ三重奏曲が含まれ、 1999年の英国シベリウス協会のアーティスト・オブ・ザ・イヤーにも選ばれている。

グラスベックの魅力


新田ユリ
 国立音楽大学卒業。桐朋学園大学ディプロマコース指揮科入学。 指揮を尾高忠明、小澤征爾、秋山和慶、小松一彦各氏に、室内楽を三善晃氏に師事。
 1990年第40回ブザンソン国際青年指揮者コンクールファイナリスト。 1991年東京国際音楽コンクール指揮部門第2位。 1991年に東京交響楽団を指揮してデビュー。 その後も東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、 広島交響楽団、札幌交響楽団、京都市交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、 大阪センチュリー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団などを指揮。 また東京佼成ウィンドオーケストラ、大阪市音楽団、 東京吹奏楽団などを指揮するなど吹奏楽での活動も行っており、 キングレコードより東京佼成ウィンドオーケストラとのCDを6枚リリースしている。  オペラでは、横浜シティオペラ、大田区民オペラ協議会で 「後宮からの逃走」「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァン二」 「コシ ファン トゥッテ」「魔笛」「夕鶴」を指揮。
   2000年秋より1年間文化庁芸術家在外研修員としてフィンランドに派遣され、 音楽監督オスモ・ヴァンスカ氏のもとラハティ交響楽団で研修。同交響楽団での公演、 リハーサルを指揮するほか、フィンランド国立歌劇場とサヴォンリンナ音楽祭においても、 オスモ・ヴァンスカ氏のアシスタントを務める。 またラハティ市コンセルヴァトワールの学生によるオーケストラ、吹奏楽公演を指揮する。 2001年8月にラハティ交響楽団メンバーを中心に「アンサンブル・イリス」を結成し、 フィンランドと日本の作品をレパートリーとする演奏活動を行った。 室内楽ピアノ奏者としてもラハティ交響楽団メンバーらと活動を行っている。
 2005年8月にはフィンランドのオウルンサロ音楽祭でラ・テンペスタを指揮し、 その公演およびこれまでの活動に対し9月に フィンランド日本友好協会よりラムステッド基金奨学金を授与される。 その後も11月にクリスチャンサン交響楽団(ノルウェー)、 12月にクオピオ交響楽団(フィンランド)に客演。 2006年もフィンランドでの活動が続き、4月にフィンランド海軍吹奏楽団、 7月にリエクサ・ブラスウィークでミッケリ市管弦楽団、 8月にオウルンサロ音楽祭でラ・テンペスタの指揮が予定されている。 また2006年4月にはオクタヴィアレコードよりヨウコ・ハルヤンネ氏(フィンランド放送交響楽団首席ソロトランペット奏者)との共演CDがリリースされた。日本においてもフィンランドを初めとする北欧5カ国の作品の演奏に力を注ぎ、 その叙情的な感性は高く評価されている。
 「森と湖の詩サロンコンサート」主宰。日本シベリウス協会理事。 国立音楽大学・相愛大学・愛知県立芸術大学非常勤講師。 公式ホームページ「森と湖の詩」 http://www.yuri-muusikko.com



神部智
 群馬県生まれ。 フィンランド政府給費留学生として、ヘルシンキ大学に留学。 ヘルシンキ大学大学院博士課程修了。博士(音楽学)。 現在、茨城大学准教授、宇都宮大学非常勤講師。 専門は音楽学、特に北欧の音楽文化史。日本シベリウス協会理事。
主要著書:“Jean Sibelius’s Kullervo and Lemminkainen: Form, Image and Musical Narrative,” Acta Semiotica Fennica XXI/Approaches to Musical Semiotics 8, The International Semiotics Institute, 2005.

原田禎夫

 齋藤秀雄氏に師事。桐朋学園大学卒業。
 第33回日本音楽コンクール・チェロ部門優勝をはじめ、受賞多数。アスペン室内オーケストラとナッシュビル交響楽団の首席奏者を経て、ジュリアード音楽院留学。
 1969年に、東京ユヮルテットを創立。 ミュンヘン国際音楽コンクールなどで圧倒的な優勝をし、 その後30年に亘り世界的なクヮルテットに築き上げた。
 99年東京クヮルテット退団後は、日本はもとより欧米各地でソロ、 室内楽など幅広い演奏活動を行う。
 04年、アミーチ・クワルテットを結成。上野学園大学教授。




横浜シンフォニエッタ

 1998年、指揮者山田和樹(音楽監督)を中心にTOMATOフィルハーモニー管絃楽団を結成。 2005年、横浜シンフォニエッタに改称、横浜市を中心に新たに活動を開始する。
 団員はプロオーケストラ首席奏者・コンクール上位入賞者を含む 東京藝術大学卒業生・在学生で構成。 東京藝大の若手総力を結集した最も若いプロオーケストラとして注目されている。